森安氏激痛譚

森安氏激痛譚・春雷編

「まんが道」の文庫版最終巻14巻は、FFランドに収録された春雷編が一冊にまとめられた形になっている。本来の「まんが道」は13巻の部分で一応完結しているので、14巻の終わり方になんのカタルシスもないのはそのためである。

ただ、この春雷編も個人的に大好きで、口がひょっとこ口でないことや、子供向けを意識したのか、せっかく伸びてきた頭身が、すっかりまた萎縮してしまっているのが残念なぐらいで、しりそめし頃に較べると、ずっと本来のまんが道のテイストを残していると言える。

更に付け加えるならば、しりそめし頃では名前を変更させられた森安氏が、森安氏として登場する最後の物語でもあるわけで、これは森安氏研究としては見逃しては行けないポイントである。

とは言っても、FFランドでは教育上森安氏の登場は好ましくないと判断されたのかどうなのか、殆ど登場しない。

登場するのは才野がアイデアに息詰まったシーンでヒントを運んでくる、まことに珍しい役回りの場面と、殆ど最後の方である鈴木氏の送別会のシーンだけ。

送別会でも、主賓である鈴木氏の演説に、つまらん横やりを入れたりと僅かながら、相変わらずブリを見せてくれて森安研究としては、安心させて貰える。

が、

問題は先に挙げた、才野とのまことに珍しい絡みのシーンにある。

本来からして才野が満賀といないシーンが描かれることはよほどの必然性がなければ無い。この話が満賀=A先生と言う視点から語られている構造上、才野が単独で行動するシーンというのは極力少なくなってしまうわけだ。

そんな数少ない美味しいシーンに、強烈なわさびとなるべく、よりにもよって登場する森安氏。

そんな森安氏と才野の極めて特異な1シーンを今回は取り上げてみようと思う。

*オリジナルの短編に取りかかっている才野がアイデアに息詰まっている所へ、階段を文字通り顔黒で登ってくる黒い影。

ノックの音と共に現れる疫病神を招き入れる才野がコレ

「ああ、こう言うときに限って来るんだよなあ…」

↑颯爽と登場するのは良いんだけど、才野の眉毛あたりが本能的に拒絶しているのがよく分かる。A先生の卓抜した画力の成せる技。(ちなみにコマにカーソルを当てると、才野の本音が分かる仕掛けになってます)

当然遠慮なく居座る森安氏。彼が訪問先の締め切り事情や都合を考慮した例は過去にない。

「どうりでストレスが少ないと思ったよ」

↑あぐらの姿勢で両手を組むという器用なポーズの森安氏を迎える才野。パース的に異常に森安氏が巨大に描かれているのは、当然才野の気持ちの萎えブリを的確に表現したA先生の荒技。

相手の話なんてお構いなしに、自分の話しかしない所も森安氏のゴーイングマイウェイなスタンス。

「知ってろよ訪ねてくる奴の出身地ぐらい」

↑釈迦に説法なんてことわざは森安氏には当てはまらない。何せ相手の事を考えないことが彼の生き方の総てなのだから。

ここで極めつけの森安節炸裂。それぞズバリコレ

「ほっとけよ」

↑ははははははは。懸命に相手に合わせようとする才野があまりにもムゴい一幕だ。この意志の通わなさが森安氏の痛い所だ。なんでそこで、そんな言い方するかなあ。

それにしても諦観漂う才野の一言が圧巻。

「あ そう!」

だって。

言うまでもなくそんな皮肉というか、つっけんどんな言い回しなんて通じない森安氏。相手の話聞いてないんだから当たり前だが、遠慮なく旅行の自慢話を始める。

しかも相手の出身地だってのに恥ずかし気もなく地域知識をひけらかす。

まあ、それがたまたまヒントになって才野は自作の活路を見いだすのだが、そうなったら最後、才野も極めつけの対応をカマす。つまりコレ

「はやくかえれよ。もうじゃまなのがわかんないのかよ。だからきらわれるんだよ」

↑背中向け。出身者にしつこくその名所を勧める情け容赦のない不躾ブリをアピールする森安氏も相当の激痛さだが、一変して背中を向けて無視する才野も相当の強者と言わざるを得ない。

「どうしたんだ?才野氏」

等と懲りずに邪魔しようとする森安氏だが、さすがにつき合いが長くなっているので、ヒューマニストである才野と言えども無視。

作品に没頭し始めたかのような演出であるが、勿論ココでは

フリしてるだけ

とみるのが正しいのではないだろうか。

竹を割ったように分かりやすい展開を見せてくれるこの一連のシークエンスを読むだけでも春雷編は楽しめる。

登場するのが才野と森安だけってのもやはり高ポイントなのだろうが。

ではでは。

(もう一回)

 

真実の間違い探し

「トキワ荘青春物語」と言う、掲示板などでも話題になっていた文庫を読んでいたら、珍しくテラさんの描くところの「トキワ荘物語」が再録されていた。

おお、テラさんの視点からあの悪ガキ連中がどう見られるのか強烈に興味がそそられたが、その期待は裏切られる事はなかった。

「そりゃそうだろう」

としか思えないような、人間テラさんとしてのトキワ荘物語が赤裸々に語られていた(タッチは当然柔らかいモノだが、そこから真実の匂いをかぎ取ることなど、造作もない

向かいの手塚先生とはそれほど親密につき合いがあったわけではない事や、劣等感に呵まされる様が描かれ、最後はトキワ荘を出ていく描写で終わり。

テラさんこそ、鼻の高さも含めてシラノ・ド・ベルジュラクと言えるだろう。

で、

本題はココからなのだが、(ん? 待ってました?)

安孫子氏つまり満賀が一人で上京してテラさんの所にくるくだりがあって、それから新漫画党結成の場面が端的に描かれる。

それがコレ

さあ、とくとご覧じろ!

↑うわあああああああ!

 

本人が描いたんだから、これはもう真実と見て良いのではないでしょうか?

我が「森安氏診療党」(今勝手に決めた)

としては、この公式記録を学会に提出する用意を進めるつもりです。

し、しかし…

ホントにテラさん藤子不二雄の二人とグループを作りたかったんですねえ。見る目有りすぎ!

(坂本氏の退党の手紙も実は…。形而下でどんな攻撃を加えていたんでしょうか?)

 

だからだよ

トキワ荘の面々から、表向き裏向きにおいて、大なり小なり好まれざる存在には違いない森安氏ですが、今回はその原因とも言えるネタを。

まんが道青雲編の一つのクライマックスであり、映画「トキワ荘の青春」でも山場になる「漫画少年」を発行していた学童社がつぶれたくだり。

まずつのだじろうがやってきて(実際はテラさんだったようです)、学童社倒産の報せを才野&満賀に告げる。

逆恨みも甚だしく、指までさして才野&満賀に当たり散らすつのだ氏だが、延々2ページに渡り漫画少年への愛と漫画少年への貢献を力説。(「漫画少年のために!」と三度も繰り返す)

タダでさえ仕事を全部干されて凹みまくりの二人が戸惑う間もなく、つのだ氏は号泣(コラコラ)。しかも、いきなり入り口のカーテンが開いてコレ

↑加藤編集長…じゃない永田氏や、わざとらしい憤懣顔の森安氏を引き連れて、勝手に二人の部屋へ乗り込んでくるテラさん。(でもここではちゃんと森安氏の名前云ってますねテラさん……動揺がみられる証拠です)

そこから各自延々とリスペクト漫画少年をぶちまけるのだが、そこにひょっこりコレが

↑もう帰れよキミ。まあ、本当のところみんなそんなショックでもない中、一人森安氏が落ち込みまくって、例のコーラスの途中に「歌える心境じゃない」とか云って帰っちゃったりしたらしいですけどね。あ、これ一応フォローです。

しかし、あれですね。グループ・6への入党の時といい、一連の森安氏パッシングへの正体はこんな所にあったんですね。

ほんと、だからだよ。と、云いたいですね。

 

総スカン

描かなくてもいい部分ってのはマンガにはあるじゃないですか。

省略演出とはいかなくても、わざわざ描写をしなくてもいいような。

ところが事森安氏の事になると、A先生筆が進む進む。

石森、赤塚、つのだじろうの三人を加えて、やっと新漫画党も人材がそろってくるくだりがある。テラさんが入院しているときに入党の会議が有るわけだ。

そういう場面でも、ちゃんと森安氏はコレ

↑でも、すぐに鈴木伸一が先ず無視して、赤塚に喋りかけるコマが次にいきなりきてイタイ。しかも話はすぐにテラさん入院についての保険金制度の話に変わる。

森安氏の発言は常にこういう目にさらされるのだが、それに全然懲りない辺りに本当のイタさがあるのだが…

同じページで何を思ったのかコレ

↑怒られてやんの。才野にこれ言われたら相当キツいでしょう。しかもこういう人「居る居る」

場の空気が読めない人間は、常に森安化の危機をはらんでいると言えるでしょう。そういう意味でもコミニュケーションの教材としてまんが道は大きな意味を持つ…かも。

ではでは。

 

「永田くんもきてるよ」

テラさんの森安氏パッシングは周知の事実だが、掲示板などで話題の初登場からすれ違いっぱなしの(言うまでもないが、全てテラさんの確信的行動であることも歪めない事実である)展開をみせてくれて、かなりのイタ笑い度を誇る名シーンだ。

ところが、加藤編集長が穴埋めを頼みに来たときに、

事件は起きた。

穴埋めを森安かテラさんに頼みに来た。と言う加藤編集長に対して、テラさんはズバリ

↑「それでしたらちょうどいい そこにいる足塚茂道くんに描いてもらったらどうでしょう」(別にこんな強調する事ないけど)

笑顔で。集中線まで背負って。

その後2ページにおいて、森安氏はコマの中に居ない。

しかも、テラさんは「今から両国にいったらあいさつなどで遅くなるから、今すぐこの部屋でしたまえ」と言う事を言って、二人を引き留める。

そして、自分たちは邪魔してはいけないから外へ出ていくと提案する。

もう言うこともない事だが、ここでのテラさんの内面心理はズバリ

「ちょうど言い。これをいい口実に、森安氏を追い出そう。長くいられちゃかなわないからねえ

だ。

そういった描写は本編にはない。

だが、そんな描写が必要ないこともまた事実である。

何故なら、そんなことちょっと読み込んだ読者なら百も承知だからだ。

・・・・・・・・・・

グループ・6結成相談会の日にも、事件は起こっている。

しかも扉画で。

坂本氏と一緒にトキワ荘へやってきた満賀&才野を迎えるテラさん、開口一発

「やあ! 永田くんもきてるよ」

笑顔で。

中には永田君と一緒に、ニコニコした

森安氏がいるのだが…

 

「おい120円だって」

前回まではテラさんとの確執(まあ一方的なテラさんの心理的攻撃ですが)を取り上げてきましたが、森安氏に困っているのは何もテラさんだけじゃなかったハズです。

主人公満賀だって負けじと色んな目に遭っています。

森安氏はテラさんに借りた金も踏み倒しているそうですが、「まんが道」の中でそういう金銭絡みのキャラがモロに出ているのは、終盤の「こけし地蔵」の巻です。

稿料で購入した一張羅を自慢しにやってきた森安氏。さっそくラーメンを注文しに行こうとした満賀を呼び止めます。

で、いきなりこの反応。

↑あっからさまです。その後、遠慮なく「ぼくのもたのんできてよ!」と森安氏に言われた満賀は、続けて同じ表情を更に曇らせて「え ええ……」と渋りまくり。

しかし、あろうことか森安氏はなんと

「おれのおごりだよ!」

と吠えます。

もっとも、読者の期待を裏切らない森安氏は、案の定

「おい120円だって」

と、おごるどころか自分の分まで出させる始末!

ほんとタチわるいなあ、森安氏。

事情を知らずに平和面で金を出す才野が哀れでならない一幕ですが、天衣無縫というか天真爛漫なイメージをちょっと匂わせようとして誤魔化しているんですが、

うそ。確信犯だって。

絶対に森安氏わざとだよ。もうテラさんもっと怒ってよ。

話は前後しますが、扉画のところで森安氏がバリッ!(この擬音もかなり…)っと背広を自慢するのですが、その時の満賀&才野の科白がイカしてます。

「わーっ! すごいかっこう!!」

最近まで気付かなかったんですが、ここって「カッコイイ」って言ってると思ったんですが、ただ単に「すごいかっこう」って言ってるんですよね。これって驚いているので、相手は満足しますが、よく考えると呆れているとも取れますね。

その後「似合うかい?」と訊かれて、

「似合う!似合う! ピッタリ!」

と二人揃って拍手喝采なんですが、どうにもこうにも

嘘臭い。

いやあ、良い人間関係形成してますよ、新漫画党は。

ではでは。

イタイ話

「まんが道」でトキワ荘の面々が自分たちのグループ名を決める話で、色々と無記名で案がとられるくだりがある。

「ニュー漫画会」とか、
「漫画新撰組」とか、
「トキワ漫画会」とか、

まあ、それなりなネーミングが出てきて、その中から満賀が思いついた

「新漫画党」

と言う名前に決まる。

このネーミングは、ボクも自分のHPで映画感想のコンテンツの名前にしているぐらいだから(「新映画党」)大好きな訳だが、昔から気になっているのが

「グループ・6」

読みは「グループ・シックス」だ。

中黒といい、アンバランスな数字のセンスといい、お世辞にもあの面々に合わないし、微妙に変だなあと常々思っていた。

さて、このグループ名は(実際はどんなものが候補だったのかはどうでもいいとして)あの中の誰が考えたんでしょうね。

雰囲気から言うと真面目そうな永田氏がつけた臭いが、ボクは消去法でいくと案外才野ではないかと睨んでいる。

テラさんは、自分で「今は漫画維新だ」とかでかいこと言っているぐらいなので、「漫画新撰組」とか、「トキワ漫画会」なんてのが臭いと思う。
満賀はその前に色々なアイデアを妄想する中から連想するに「ニュー漫画会(これもいかがなものかと思うが)とか、「コミック・グループ」が怪しい。
坂本氏や永田氏は何となく児童漫画を真面目に考えているとか言われているので、「児童コミック会」とか、「漫画少年団」なんかを出していそうだ。
残る森安氏は自分の最初の提案である、「こども漫画集団」である事は間違いなしだから、

残るは才野だ。

「コミック同盟」なんてのも、異色短編から連想するに臭いし(かなり強引だが)、なんとなくやる気満々なネーミングの、「新進漫画派」なんかも 案外ソレっぽい(くれぐれも憶測だが)

まあ、そう考えてみてもやっぱり

「グループ・6」って違和感有るんだよなあ。 もう誰なんだよこれ考えたの?

そういえば、あのくだりでも森安氏が非常に何気にイタいんですよね。

機嫌良く

「おとなまんがの漫画集団に対抗してこども漫画集団ってのはどう?」

なんて意気揚々と発言したのに、なにげなああく回避されて

「それじゃちょっと時間かけて それぞれ考えることにしようよ」

と、テラさんにグサっとやられる(くれぐれも何気なくね)

その後にちゃんと

「こども漫画集団……だめかねえ……」

リアルに鬱ぐ森安氏や、それをよそ目に案を練り始める面々。

ここにボクは常々森安氏の立場を思うんだよねえ。ああ、イタい。
(よく見ると森安氏が提案する時のコマのテラさんの表情が追い打ちをかけて激痛。「……ああん? だめだろそりゃ?」って感じがにじみ出てます。イタいよA先生!)

↑この微妙なポーズと表情は、何故か印象に残っており(まんが道はハッキリいってそんなのの宝庫なのだが)、何か思いつくとこのポーズで「新漫画党!」と口ずさんだりする。そして、「これだ! と思った。」と付け加えると完璧。案外印象深い様で、藤子人の前でこれをすると何気に笑いが取れる。

でも、森安氏ってこの間読んだ「トキワ荘実録」に書いたあったところによると、去年自宅でなくなっているところを発見されたそうですよ。合掌&キャバキャバ(笑い事じゃないけど)

ではでは。

 

続・新「イタイ話」(続・新ワイルド7からのパクリ)

前回も新漫画党の気になる激痛マン森安氏を取り上げたが、 その後もなかなか面白い(イタイ)展開を見せてくれたので、続報です。

<前回からのあらすじ>
グループ・6なんて名前に決まらずに一安心した一行は、散歩がてら哲学堂公園にいくのだが、そこで草野球の人数が足りないと、きゅうきょチームに参加することになり…

いきなり2話もかけて草野球を徹底して描くという、狂ったここら辺のくだりですが、ここでも手伝いで参加する3人に

「おれファーストならやってもいいぜ」

と意気揚々と名乗りを上げる森安氏。既にイタイムードがひしひしと読者を襲ってくる。

ここらはガチガチに緊張した満賀も負けてられるかとばかりに、いきなりライナーゴロをさばけずに大失敗して暗雲たれこめまくり(表現ではなく実際に暗雲がたれこめる)

それでも頼れるテラさんの好送球で盗塁を防ぎ、自信を取り戻したりする(ここも何気に稲妻が走っている)。

ここらの感情の起伏の激しさも、実に満賀らしくて読んでいて楽しい。喜怒哀楽の波長があからさまに読者とシンクロするのが素晴らしい。

どうでも良いけど、これぞA先生節ですよね。

↑肩の入り方とか、モーション→投球→捕球まで、無理矢理1コマ。そして、何故か異様に力の入った描線。

こうなったら森安氏もいいとこ見せなくちゃと張り切るが、勿論作者はA先生なので容赦なくバッティングで失敗させる。まあ、ここはイレギュラーで難を逃れる森安氏だが、読者は意味不明にハラハラする。

そしてまあこの話はテラさんの良いとこ取りで2話で切りあがる。もっとも2話もする事ないけどね。それでもタイトルは「まんが道」
それで思いだしたけど、 「B.B」ってまんがが昔サンデーで連載していたんだけど、最初読んでいた頃はボクシング漫画だったのに、しばらく目を離していると戦争漫画になっていてビックリした事がある。「ええ!」と思いつつも、それからしばらくして又読んでみると、今度は又ボクシングに戻って世界タイトルマッチしていた。色んな意味でショッキングだったなあ。(「くっそだらあ!」と言う独特の叫びも含めて)
同じく「リングにかけろ!」も……いや、これは語り尽くせないので止めとこう。

とまれ、ここら辺りはとにかく

「テラの章・青雲編」

な章立てでも良いような展開が続発するんですが、まあ、後半の陰の主役だからそれはそれでいいんですよ。

問題は、この後。

またまた調子に乗った森安氏が、よせばいいのに

「おれたちが中心になって野球チームを作らないか!」

と、やってくれる。

あちゃああ、っと読者の誰もが思ったところへ、宿敵テラさんがここぞとばかりに痛恨の一言。

「森安くん 今のぼくたちは野球どころじゃないよ」

「どころじゃないよ……

「じゃないよ……

……イッタタッタタタ。

グッサグサですよテラさん。ボクこの立場になったら、絶対に立ち直れないです。

そして、次の日からトキワ荘に行けないです。

森安氏?

↑居ますよ。勿論。

しっかし、二畳間に6人は、あまりにも爆笑。

才野がとにかく無理しすぎで、えらい面白さです。

「アンコがでるよ」

って満賀もなかなかトンチがきいてるが、上の画が説得力有りすぎて良い。

勿論この時も森安氏は自画自賛やらかして、イタイタしいんですが…

ところで、「しりそめし頃」だと「風森やすじ」なんつう、名前に変わっちゃうんですけど、これもA先生一流の追い込みかなあ?

ではでは。

(どうでも良いけど、何故こんなに長くなってんのよ>この雑記)

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