目次
- 1 あらかじめ雑記その1
- 1.1 愛蔵本
- 1.2 テンポ
- 1.3 検索エンジン
- 1.4 反動
- 1.5 新百合ヶ丘
- 1.6 まんがか
- 1.7 A
- 1.8 自選集
- 1.9 それぞれの「うまそ道」
- 1.10 LYCOS
- 1.11 才野&満賀
- 1.12 あすなろ編
- 1.13 未来の想い出
- 1.14 ターザンパンツ~序章
- 1.15 カラー作品集
- 1.16 復刊ドットコム
- 1.17 電脳なをさん
- 1.18 洪水
- 1.19 エスパー魔美
- 1.20 国会図書館再び
- 1.21 ランキング
- 1.22 満賀 on THE AIR
- 1.23 呪われた国会図書館
- 1.24 ボヨヨンロック
- 1.25 マガチャゲ
- 1.26 映画
- 1.27 書店巡り
- 1.28 最終回
- 1.29 モジャ公
- 1.30 【あとがき】
あらかじめ雑記その1
愛蔵本
自分が持っている本で一番古い本は何だろうと思ったら、何のことはない「ドラえもん」に決まっていた。
何せ初めて買って貰った記憶のある本である。
それ以前は全部図書室から借りた思い出しかない。
しかも親ではなく、親の友達の家に連れて行かれたときに、そこのおじさんに近くの本屋さんで1巻から当時の最新刊である16巻までを一気に買ってもらったのだ。
小学2年生にとっては死んでも良いほどの喜びだったと記憶している。
で、大体20年以上読んでいるわけだが、中には途中脱落というか、無くなってしまって買いなおした物もある。
ただ、未だに当時のままの物もあり、そういった愛着過多な物は、背表紙の名前が「F」のない「藤子不二雄」である事で区別をせずとも、大体カバーが無くてボロボロだから直ぐに分かる。
最近それらをまた読み返しているわけだが、そのボロボロぶりがちょっと面白かったのでデジカメで撮ってみた。
↑これは15巻。いきなり表紙が無惨。
↑しかも まっぷたつ。他にも何冊かまっぷたつだったが、テープで修正までしたくせにまっぷたつになっているのはこれだけ。
次ぎに落書き。
↑何か計算してます。
↑その拡大だが、何を計算しているのだろう。凄く気になる。
他にも妹にも落書きされたりして、さすが子供の友達「ドラえもん」ですな。
ここらあたりのドラえもんは完璧に手になじんじゃっていて、ある意味手放せないですね。
中には自主規制による修正が入れられる前の話も多いので、そう言う意味でも貴重かもしれないですが。
【追記】
先日帰省した時に、なんとこのドラえもん全16冊を買ってくれた「おじさん」に会うことが出来ました。深くお礼を申し上げましたが、当然覚えてらっしゃらなかったw
人間というのは何の事はない行動が他人の人生を大きく変えてしまうんだろうなあと、感慨深い思いがありましたね。
テンポ
ドラえもんに限らず、F先生の漫画のギャグは様々な手法で読者を攻めてくるが、中でもギャグを畳みかけてくるのが非常に巧い。
道具を取り出して、それの使い方がエスカレートしていく話がよくあるけど、それの1コマごとにトンでもないイメージを連発するギャグが猛烈に可笑しい。
例えばママの狂いブリが現在のバージョンでは訂正されて弱くなっている「古道具きょう争」。
↑「キセル!?」ってタイミングがずば抜けて好きなんですよ。
あの格好で「おちつけ!」っていう理性人たらんとするパパの属性が素晴らしくて。
だからこその「キセル!?」でのあの仰天眼 が活きてくるんですよねえ。
ぶっ続けの「火打ち石」を持つ手だけのコマに行くのも、演出が巧いですよね。
「ライターのかわりに、火打ち石。」って完璧な説明台詞が最高で、吹き出しは度肝抜かれているのに、中の台詞は「。」で終わってるあたりの、何だか冷静なのがいいんですよ。ホント説明台詞が口に出すとかなり面白いです。テンポがあって。
F先生のネームはテンポがギャグのリズムと相まって素晴らしいんですよね。
【追記】
「F三コマ活用」とでも名付けてたくなるほど、この3コマ横一列のテンポあるギャグはF先生の得意中の得意技ですよね。ほんとよく出てきます。しかも鉄板で面白いという。
検索エンジン
変ドラページを作り始めて、異様にHPの事ばっかり考えている今日この頃。
意地汚いったらないが、カウンターの増加が無性に気になる始末。 (危なく自分が100番とりそうだったが)
調子に乗ってありとあらゆる検索エンジンに登録をしてみた所、infoseekやJOYと言った検索エンジンでひっかかるようになった。
んが、
「フニャコフニャオ」
ではひっかかるのに、肝心の
「ドラえもん」
では引っかかりもしないのはいかがなものか。
タイトルの
「変ドラ」
ですら、かからない。
なのにフニャコフニャ夫は何十件も該当がある始末。
フニャコフニャ夫は検索キーワードとしては上位に来るのか?
週刊アスキーのアクセスランキングの上位に
「フニャコ」
が来るか? ううううん。
【追記】
「変ドラ」を開設した当初から雑記を書いているようで、「ホームページ」というものの創生期のエピソードが実に興味深いです。「検索エンジンに登録」とかw 今なら「SEO対策」とかになるんでしょうかね。今でもそこんところは全くよく分かっていないんですがw そもそもこのころGoogleがなかったんですよねえw 時代ってやつは……。カウンターとか懐かしくて笑っちゃいますね。キリ番ゲットとかやっていたんですよ当時は!
反動
必然的にドラえもんを読む機会が猛烈に増えているし、子供の頃はF先生の藤子作品を中心に読んでいた(直感でA先生の作品は避けていたように思う)。
だが、「まんが道」に出会ってしまうと、どっぷりとハマってしまったものだ。
何かというと「まんが道」を読んでいた時期というのもある。
このページはドラえもんを扱っている訳で、F先生の事ばかりになってしまうのが現実だ。
ただ、ドラえもんばかりを読んでいると猛烈に「まんが道」も取り上げたくなってしまうものなのだ。
「くううう、ここんところは、満賀的にはこうだろう」
とか
「ぬううう、ここんところも、才野的に表現すれば・・・」
と言う具合だ。
「まんが道」で思い出すのは、書店で働いていたときに、藤子好きだという人に初対面でイキナリ「才野の口」と言う、かなり個人的な隠し芸を見せたことがある。
(口を限界ギリギリにひょっとこのように横に曲げるだけ)
相手が相当な強者だったから良いような物の、普通初対面の相手にそれは危険なわざと言える。
ただ、その相手に「匂い」を感じ取ったから、一種の賭に出たわけだ。
賭は見事に的中し、その友人は実に見事な「藤子人」だった。
彼は異色短編界にも相当に精通しており、もう一つのくだらない隠し芸の一つである、
「驚愕目」
(ただ、眉毛を片方上げて目を互い違いのバランスにして驚い表情を作るだけ)
を披露にしたときも、受けてくれたもんだ。
ただ、どうしても芸では再現できない物もある。
是非とも習得してみたい物の一つがコレ。
↑どうやれと言われても、単独の芸としては不可能! どうしても顔面中心影顔は習得したい。言葉では表現できても、相手の脳味噌に共通知識がないと、成り立たない芸だと思う。
いいなあ、満賀。最高だよ。客観視点なのに入れ込みすぎの「!」連打がまんが道節。
第三者の作者が、誰よりも満賀に感情移入(当たり前だけどね)してるのがいいんだよねえ。
と言うわけで、ボクは「まんが道」も好きなんだああああ!!
ではでは。
【追記】
けっこう早い段階で「まんが道」をやっちゃってるあたり節操が無いといいますか堪え性がないといいますかw 読んでいらっしゃった方ならご存知だと思いますが、この「変ドラ」というコンテンツは、途中からすっかりドラえもんのことはほったらかしにして、「まんが道」だの「魔太郎がくる!!」を取り上げ始めて、挙句に「美味しんぼ」とか「野望の王国」とか、もう何がなんだかわからない状態になるんですよ。その始まりというのがこの「あらかじめ雑記」というわけでw まあ、結局自分の好きなことを書いちゃうんですよねえ。
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
新百合ヶ丘
上京した頃小田急線の新百合ヶ丘という所に住んでいた。
そう、生田から三つ目の駅だ。
当時、その新百合ヶ丘にある書店でアルバイトをしていたのだが、ある日生田の駅にある同支店に物を取りに行ったとき、そこの社員の人と話していたのだが、なんと、F先生がよく買い物にいらっしゃっているとサラリと言うのだ。
いやあ、あの時ばかりは本気で転勤を考えましたよ(バイトなのに)。
そこのおばさんが、F先生の奥さんと仲が良く、ちゃんと色紙が事務所に置かれていた(無造作に!!)。
元来サインとかにはあまり興味のない人間なのだが、あの時ばかりは目がくらんだ。
F先生は、歴史書などの難しい本を何冊も買っていかれたそうですが、そう言った本は一般書店ではあまり売れないので、そう言う意味でもお得意さんだったそうだ。
その店に行く度に、逢えないかなあと思っていたものですが、ついにその夢も叶わぬまま、96年の8月でそこを辞めました。
次の月です。F先生の訃報を聞いたのは。
【追記】
F先生の訃報を聴いたときのショックは人生でもトップクラスに入ります。もう21年も経ってしまいましたね……。まあ、もっと衝撃なのは、これを書いたときは5年ぐらいしか経ってないってことですかねw まだまだ、F先生のいなくなった世界に慣れていない頃です。
まんがか
スティーブン・キングが自分の作品の主人公をしょっちゅう小説家にするのは、単純に描きやすいからだろうか。
F先生も作品の中でちょくちょく、主人公達を「まんがか」へ憧れさせる。
これは自分が子供の頃の気持ちのほうが反映させやすいからだろうか。
ドラえもんでもしょっちゅうのび太は漫画の投稿をしたり、週刊誌まで出す始末だ。
↑このひどい絵w 実は「あらかじめ雑記」の壁紙に使っていたのがこちらでした。
ジャイ子も立派な漫画家志望だし、異色短編でもよく漫画家志望の売れない主人公が出てくる。
ベロ相うらないの元高角三氏もその一種に加えていいかもしれない。
ただ、ここでいう「まんがか」というのは、オバQやドラえもんがよく訪ねて行くフニャコフニャ夫先生の事を指す。
安直なくせにどうしようもなく魅力的な容姿をしているフニャコ先生だが、ライオン仮面の作家でもある超多忙作家として登場する。F先生の自己を反映しているハズの彼だが、あまりにもキャラが立ちすぎたのか、ちょくちょく登場しては大笑いさせてくれる。
先日「新オバケのQ太郎」を読んでいて、早速お約束の「漫画家入門」系の話があり、Oちゃんがその犠牲になっていた。(のび太、かなり同じ経験あり)
その時のOちゃんの化けップリが面白かったのがコレ
↑「ウ・・・・」がいいですよねえ。Oちゃんしゃべれないからなんだけど、ヤケに可笑しいです。表情と相まって。
この後本物のフニャコ先生が現れるんですが、ライオン仮面の時とまったく同じ容姿でたまりません。
F先生のキャラって、怒っていたり意地になっていたりすると、キャラの目が泳ぎますよね。あれってなんででしょうね。のび太とかドラえもんもしょっちゅう、斜め上方を見て力説しますよね。
それにしてもオバケのQ太郎もやけくそに面白いですなあ。ああ、全部読みたいけど絶版なんだよねえ。ぬうううう。
ではでは。
【追記】
今では普通に読めるようになりましたが、『オバケのQ太郎』も実はながらく絶版状態でした。『新オバケのQ太郎』が異様に好きだったこともあり、あの状況はずいぶん苦々しく思っていました。オバQもドラえもんに負けず劣らずハチャメチャに笑えますからね。オススメです。
A
前にも書いたとおり、自分は「まんが道」も大好きなんです。
満賀が懸垂できなくてみんなにバカにされるくだりがあるんですが、あの時のコレが強烈に良くて。
↑擬音が全然なくて、中途半端なポーズとってる感じがいやですよねえ。ポイントは一番右の奴の手と、その横の奴の目つきと、その横の奴の眉毛と、一番左の奴の適当な表情ですよね(全部じゃねえか)。
完璧に周りのバカにしていた連中って嫌いだったんでしょうねえ。A先生は。でないとコレは描けないですよ。
こういうのがあると猛烈に感情移入してしまいます。
「まんが道」の魅力は目標に向かって邁進する物語の素晴らしさに加えて、こういったA先生のはらわたかっさばいたような、赤裸々な内面描写も一翼を担っていると思います。
ではでは。
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
自選集
久しぶりに限定版で発売された「ドラえもん藤子・F・不二雄自選集」のBOXを開けて、上巻を読み直していた。
昔発売されていた別の自選集からドラえもんだけをまとめた物だが、この中でも幾つか描き直しや描き足しをされているので、流石F先生だなあと思ったりしながら、目次を観てにやにやしっぱなしだった。
なにしろその自選ブリの「分かってる」加減が素晴らしい。
一見何気ないセレクションのように見えて、「おおおコレがお気に入りなのか!」「うれしいい」と小躍りしたくなるような作品群。
当然のように
「あやうし! ライオン仮面」
は入っているし、
「タタミのたんぼ」
もちゃっかり入っている。
「百年後のフロク」
「デンデンハウスは気楽だな」
「オーバーオーバー」(でもジャイアンが人食い人種じゃなくなってる!)
死ぬほど好きな
「ドンブラ粉」
ヤバすぎるイヤ作品
「家がだんだん遠くなる」(「さらば、のび太。」コラコラ)
やっぱり好きなんじゃあん、の
「メロディーガス」
それからこれまた「部屋物」の傑作
「勉強べやの釣り堀」
挙げ句に
「週刊のび太」
まで入って、これで上巻ですもん。
F先生は完全にこっち側の人間ですな(byパトレイバー内海課長)。
そんな傑作揃いの作品をまとめて読めるのだから、この自選集素晴らしいよ。
でも全集だそうよお早く。
ではでは。
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それぞれの「うまそ道」
今回「旨ドラ」を作ってみたのだが、「まんが道」にも幾つか旨そポイントはある。
例えば妙に印象的なコレ
↑ふかしたのってやきいもとは違うんでしょうね。それにしても何で満賀はこんなに不機嫌そうに食べるんでしょうか。
それからこれもかなり食べたい。
↑パンになんか挟んでいるの好きなんですよ。ホットドッグとか大好きですし。メンチカツ挟みなんてまるっきり芸のないネーミングもチューダーと含めて好きですね。でもフランスパンだと歯ごたえがありすぎるような。コッペパンでいいですよ。
旨ドラでも書きましたが、家の母親はこどもたちの前ではご飯を食べなかったのですが、いざ食べるとなると常に反則級に旨そな食べっぷりでした。
たくあんに加えてらっきょうとかも巨大な瓶詰めのを冷蔵庫に用意していて(家族は誰もそれに手を付けないんです、らっきょうとかって子供の頃は抵抗あって)、もう一休さんのおっしょさんが食べてた、アレに匹敵するような甘美な憧れがありましたね。ボリボリと。毒でも良いから食べたいと強烈に思ってました。
あと、これは母親の一つの特技と言ってもいいと思うんですが、こどもたちがカップ麺のUFOを食べ終わったときに、かやくの残りを信じられないような旨そさで食うんですよ。ボリボリと。あれはもう本麺食べてるのに、羨ましくなるぐらいの食べっぷりでした。
でもまともにオカズを食べているところを観たことがないんですよ。
あれはなんか秘密があるとふんでいるんですがね。
絶対に百年後のお菓子とかをこっそり食べていると思います。
そう言えば資料を捜しているときに、どうしても「最高級フランスケーキ」が見つからなくて往生しました。
相方とふたりで「アレは入れないとまずいよね」と一致団結したのに、肝心のソレがみつかりゃしない。
二人ともコマ割とかまで覚えているのに、肝心のタイトルが出てこない。どんな道具でどんな話かも思い出せない。
歯がゆかったですよ。
結局食い物とまるで関係ない「ラッキーガン」にあったんですが、ただただついてないのび太を描写するだけだったんですね。
ママに最高級フランスケーキを持って行かれる時ののび太の表情が最高に面白いんですが、やっぱりあの台詞のコマが最高ですね。あんな旨そうな表情観たこと無い。
と言うわけで一日中そんなことしていたので、お腹が空きまくった今回の特集でした。
ではでは。
【追記】
「旨ドラ」を書いた直後の雑記です。ほんと「ラッキーガン」にあるのをなかなか見つけられなくてw 今でこそ人口に膾炙したといってもいい「最高級フランスケーキ」ですが、それでもまさかそれが「ラッキーガン」にあるコマだとはご存じない方がほとんどではないでしょうか。
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
LYCOS
検索エンジンであれこれ捜していて、何気なくLYCOSをまわって吃驚した。
以前闇雲に登録したのが功を奏したのか、単純にロボットに引っかかるようになったのか、我が「変ドラ」ページがどれもこれもひっかる。
面白かったので、「大男がでたぞ」で検索してみると、ちゃんと引っかかる。
作った甲斐があったというモノ。
鉄道マニアが
「ちょっとブルートレインについて調べてみるか、インターネットは便利だよ」
と、調べてみると・・・
お料理を始めたばかりの主婦が
「最高級フランスケーキの作り方を調べてみましょうかしら、うふ。インターネットって便利よね」
と調べてみると・・・
発明家が
「人間製造機なんぞを作ってみようかと思うが、既にあるかもしれんから調べみるか。インターネットとは便利な世の中になったモノだ」
と調べてみると・・・
面白いモノに飽くなき好奇心を抱く若者が
「これはこれでおもしろいモノを知りたいぞお。そうだ、インターネットがあるじゃないか。おお!」
と調べてみると・・・
夢の拡がる世界だ、インターネットは。
そう言えば「最高級フランスケーキ」を調べていると、のび太の食いっぱぐれた例のケーキにかなり近いモノがあったのだが、改めて本物(漫画内)を観てみると、やっぱりあっちの方が旨そうだった。
【追記】
ここでも検索エンジンでエゴサーチ的なことをしていることが書いていますね。なんという浅ましさといいますかw でもまあ、ホームページとか作った頃って最初はやっぱりみなさんに読んでもらいたいわけですよ。完全に自己満足の世界とはいえ、作ったものをこうやってアップするという行為自体がすでに承認欲求を満たすために行っているわけですからね。
才野&満賀
掲示板でちょっと話題になっている「才野の白け面」なのだが、読み直してみて、
これは公表すべきだと思ったので、プチ公開。
これまでのあらすじ
それを迎える二人の表情がコレ
↑白けすぎだよ才野。
↑もっとよく見てくれ。
↑もっと!
しつこいって。
ただ、よく見ると満賀の白け方も微妙に変だぞ。
やっぱりいいなあ、まんが道。
ではでは。
【追記】
ホームページを解説すると掲示板をつけるのが当たり前でした。今ではブログのコンテンツにコメント欄があったりするのですが、当時はそういったものは自前で用意する必要があったのです。ここで書いている掲示板というのもどこかの無料掲示板をレンタルして設置していたように記憶しています。今でもどこかに残っているかもしれません。それにしても、このコマ最高ですw そして、ほんと達人になってくると才野よりも満賀の方が笑えるというw
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
あすなろ編
すっかり「まんが道」コーナーと化しつつあるこの雑記コーナーですが、まるで気にせず続けてしまう。
「まんが道」は最初に週刊少年チャンピオンでチャンピオンマンガ科と言うコーナーで始まった、いわゆる「あすなろ編」がある。
この「あすなろ編」は現在の文庫では最初に持ってきてあるので、さも白々しくとけ込んでいる感じがするが、実際「あすなろ編」は独特というにはあまりにも強烈な(タダでさえ強烈なのに)作風に満ち満ちていて、独立して好きだったりします。
(余談ですが、週刊アスキーに連載されている唐沢なをきの「電脳なをさん」でたまに「マック道」と言うのが載るんですが、これが「あすなろ編」好きにはたまらない爆笑パロディです)
あのA先生の個性的すぎる画風に加えて、斬新なのかなんなのか表現に窮する、「突然挿入される劇的すぎるコマ」が何度読んでも腹の底が変になるほど笑える。
ここで困るのが、果たしてアレはどういう意図なのか?
と言うことだ。
例えば、苦労して作った肉筆同人誌「マンガ少年」を道行く子供に観て貰おうとする場面のコレ
↑どうなんだよ。
コレ純粋に爆笑していいのですか? コマから受ける「脅迫」に近い(いや、恫喝?)印象をそのまま受け止めてしまうと、道行く子供にいきなり自分たちの作った漫画雑誌を見せつける行為に対しての悔恨ともとれるが、話の流れから読みとるとそんな意図は無用だ。
かといって掘り下げていくと、無機質すぎる才野の表情も異様だし。いや、そもそも何でこんなにコントラストの強い挿し絵タッチなの?
この後、子供達が「マンガ少年」を貪り読むくだりのコマも恐怖そのものな描写で、ますます意図をどう汲んで良いか苦しむ。
A先生の「壊れメガネ」「顔面真っ黒」に匹敵するこういった演出は、どれもこれ意図が掴みづらいが、意図などどうでも良いと思わせる何かがあるんですよね。
一番良いのはただ素直に爆笑する事だと思うんですが、これが純粋にギャグと意図して描かれたのだとしたら、信じられないような凄いセンスだと思うのだが……
頼むから、早く誰か本当のところを訊いておいて欲しい。と思うのは自分だけ?
ではでは。
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
未来の想い出
yahooオークションで「未来の想い出」を落札した。藤子漫画は軒並みオークションでは法外な高騰を見せているが、今回は定価プラスちょっとほどの値段で手に入ったので嬉しかった。
古本屋さんでも殆ど見かけなくなってしまったので、久しぶりに読みたくなってからも、なかなか手に入らなくて苦労した。
ただ、以前書店で働いていたときに、小学館でもなかなか重版がかからなくて、やっと入っても全然売れなくて残っていたのが懐かしい。
まあ、そういうもんなのだ。
久しぶりに読み直してみると、やっぱり凄く面白くて、F氏版トキワ荘時代をなんとなく彷彿とさせて嬉しい。
そして、終盤からの大逆転劇へのカタルシスがやはり素晴らしくて、まだまだ現役でオリジナルを描き続けて欲しかったと痛感してしまう。
とにかく、ホールイン・ワンがきっかけというあたりが堪らなく好きだ。
ところであとがきに映画化にあたっての森田なにがしがコメントを寄せていて、「こんなに原作者が心配をしている映画もない」云々と書いている。なんというかその、その心配の元がなんなのかを見失っているようで、ジリジリしてしまうコメントだ。あんだけいじくりまわしてりゃ、そりゃ心配するよ。脚本家としても素晴らしい仕事を数多く残している人なのだから。森田なにがしはどうも筋違いの勘違いをしていて、あとがきでヤナ気分になる。そんな単行本もなかなか珍しい。初版ゆえの憤り。
ではでは。
ターザンパンツ~序章
ある方から噂の「ターザンパンツ」(てんとう虫版に収録されているのはリメイク)の一部を見せていただいた。
ムンムンきちゃってましたよ。予感がひしひしします。未収録臭とでも言いますか、そういったインモラルな雰囲気が漂いまくってます。
一部なので何とも言えないのですが、いきなり例のグルグル(分かいドライバー参照)はあるし、スネ夫が思い切り「人食い土人」とカマしてます。
相変わらず微妙に感情の流れがズレている風ですし、物語もズレてそうです。
これは国会図書館紀行第二弾を決行せねばいけないようですね。
ではでは。
【追記】
「変ドラ」を始めた頃に唯一ドラえもんの映画のオールナイトで、当時インターネットでも活躍されていた藤子不二雄ファンの方たちとお話する機会がありました。アノときは楽しかったなあ。ほんと皆さん次元の違う大ファンだったので、驚かされてばかりでした。そもそもてんとう虫コミックス未収録のドラえもんを国会図書館まで読みに行くという行動そのものが、当時の自分からは想像もつかないようなアクションでしたし。やはり人との出会いというのは実生活でもネットでも関係なく大事にしたいなと思います。こちらで言及されている「ターザンパンツ」に関してはまた再アップするかと思いますのでお待ちになってください。まあ、今は大全集で読めるので資料的価値は少なくなってしまいましたが。
カラー作品集
先日ドラえもんカラー作品集の2巻と3巻をやっと買った。
1巻は発売日に買ったのだが、ついつい次の巻を買いそびれていたのだ。内容が主に小学一年生の後期に掲載された少し毒の少ない話が中心だったからかもしれない。
ところが、2巻に収録された話の中で「いねむりシール」は凄かった!
他の話もなかなか毒気があって楽しめたのだが(ボクはこの手の暖かい系のドラえもんも大好きです。一応)、上記の話はなんだか絵自体の妙さ加減が絶妙で、なかなかの大笑いです。
話は簡単。
勘のいい人ならネタ的に「キたな」、と。
もうビジュアルが最高なので、取りあえず笑ってください。
↑もう、左右間違っているの? と言う感じで、絶妙にズレてるんですよ。
なんか恐いんです、このシール。
ドラえもん説明書読んでないんじゃないでしょうか。
のび太ものび太で、入ってきていきなりドラえもんがこんな目をしていたら心配しろって感じですが、そこはそれ、長いつきあいですからね。不動心の直立ポーズですよ。(何気に掃除している道具がポイント高い。大好きなエスパーぼうしや、何故か分かいドライバーと思わしきモノまで!!)
んで、のび太にしてみれば夢のような道具です。寝ながら何か出来るわけですから。
文句言うドラえもんから(というよりも、「貸してくれ」と、言ってくれといわんばかりの事してるんですがね。ドラえもんはいつも)、まんまと借りたのび太がまた最高。
↑貼った次のコマで、いきなりあぐらかいたまま寝ちゃってますからのび太。もう流石のスペシャリストですよ。寝ることに関しては。
でまあ、そこでそのまま動き始めるんですが、もう観ての通りのイキっぱなしの目ですから、おかしいのおかしくないのって、大笑いです。
ここから寝たままのび太がハチャメチャの畳かけを繰り広げるので、是非カラー作品集の2巻を購入して堪能してください。
ホント、ラスト2頁のボロボロブリが大笑いですから。
と言うわけでプチ変ドラでした。
ではでは。
復刊ドットコム
FFランドの復刊を中央公論新社に嘆願しに行くレポートを読んだ。
FFランドの復刊は多くの人が望んでおり、かなりの署名が集まっているが(自分も署名運動には参加した)、勿論向こう側からは全然色好い返事が無い。
そもそも権利自体が中央公論新社には現在無いはずだから、小学館が本腰入れるしかないはずなのだ。つまり、攻めるなら本丸である小学館のはず。
まあ、復刊を求めるわけだし、その行動自体には敬意を表するが、レポートを読んで非常に落胆したのも事実だ。
嘆願に行った担当の人というのが、「もうちょっと人選考えろ」と言わざるを得ない程の「藤子不二雄オンチ」なのだ。
例えば
~T[セル画も付いていたんだけど、知ってる?」
F「うっ、そうなんですか」(何も知らないで交渉している)
こんな事言ってる人の嘆願は、少なくとも自分は聴く気にはならない。
また
~F「片一方だけ(A先生だけとか)ではダメですか?」
T「それは読者の方が許さないでしょ」
F「だって、決めるのは読者の方じゃないですか!」
T「だって、このシリーズでは一冊にご両人の作品が一緒になっているしね」
F「えっ、そうなんですか?」
コラコラ。
「片一方だけ」ってなあ……
中央公論新社の方の方がどれほど見識があるかが分かる。 挙げ句に収録内容について全くご存じないっすよ(まあ、セル画が付いている事を知らないぐらいですからね)。
交渉ってそんなに甘いものか?
ちょいと今日はプリプリしたので書いてみましたが、実際に書店で働いた経験のある身としては、藤子不二雄全集なる物は相当の覚悟と戦略が必要になる商品だと思うので、大手である小学館に頑張って欲しい所だ。
講談社の「手塚治虫全集」は返品が出来ないので、中小書店には爆弾のような扱いになって入荷できないですが、大手にしてみるとコレがかなりイケル商品なんです。一気に全巻買っていく人が何人もいるので吃驚します。アレぐらい購買欲を巧妙に突いていかないと難しいでしょうねえ。小学館はそう言うところ結構下手だから(売れ筋の初期出荷数を絶対に見誤る事でも有名ですから)。
小学館も「複製原画集」が残っていたりするから、かなり慎重にならざるを得ないんでしょうね。
(これも自分に言わせれば反対はしないけど、そんなことよりマンガを出せ。オバQを再販しろって感じです)
今度の「パーフェクトコレクション」にかかっているんでしょうが、これまた難しい商品を持ってきたモンだと、余計な心配をせずにはいられないです。(個人的には絶対に買いの商品ですが)
もっとも死んでも公に書く気は無いですが、小学館にしても一つだけ決定的な「時期」を待って居るんですよ。そんな時期、絶対に訪れて欲しくないですがね……
ではでは。
【追記】
ほんとこの頃ってのは藤子不二雄不遇の時代だったんですよねえ。いや、小学館さんもアレコレ商品化しているので、時期を狙っていたのかもしれませんが。とはいえ、結局「大全集」という形で刊行されたわけですから、何の文句もない状況ですよね。もちろんこちらも既に完結して何年も経っていますので、すでに品切れ商品も多数あります。とはいえ、一度発行してしまえば何らかの手段で読めるわけですから、これはデカいことですよ本当に。
電脳なをさん
現在週刊アスキーに連載中の唐沢なをき氏の「電脳なをさん」なのだが、あちらの兄弟は相当藤子不二雄マンガが好きなようで、しょっちゅう本編でパロディが出てくる。
お兄さんの唐沢俊一氏との共作である「ガラダマ天国」でも、チベットと言えば「チベットスパイ戦」の挿し絵だと書いてあって爆笑したものです(「まんが道」あすなろ編で、才野&満賀が肉筆同人誌に載せる小説を友達に依頼したときに、あがってきたキテレツな作品)。
その「電脳なをさん」の2巻には「ウートピア」と言う、「ユートピア最後の世界大戦」をパロディにした回があって、とにかく本編の面白さもさる事ながら、オチが強烈に爆笑。
(*ネタバレ有り)
2色刷で、WINDOWSユーザーに支配されて、片隅に追いやられたMacユーザーのギャグがユートピアのパロディで繰り広げられるのですが、いきなりオチの一コマだけカラーになって素晴らしい。
とにかくタイミングというか、挙をつかれるというか、藤子不二雄マンガ大好き人間にはこたえられない絶妙のオチと言えるでしょう。
【追記】
この頃並行して毎度楽しみにしていたのが、唐沢なをき氏の「電脳なをさん」でしょっちゅうパロディにされていた「マック道」です。ほんと今でも一冊にまとめてくれないかと思っているんですが。
「電脳なをさん」より引用しました。
洪水
テレビで東京は何時でも洪水の危機にさらされていると言う番組を見た。
巨大な台風でも来たら、東京一帯は水浸しになるそうだ。
その中で、重要文化財までも水没して損失してしまうと言うくだりがあり、国会図書館も水浸しになってしまうとあった。
当然頭の中は「ド、ドラえもんがああ!!(厳密に言うと未収録などの収録された雑誌があ!)」一色になった。
「様々な貴重な資料などの保管された国会図書館まで……」とまで言われて、「ドラえもん」の文化的重要度の高さを考えつつも、反面「全集とかを出せばいいんだよ」と言う、まっとうな考え方も浮かんできた。
初出の雑誌は貴重な資料だとは思うが、ただ「それを読みたいだけ」と言う願望のみで国会図書館水没のシュミレートに恐怖している自分が何だか恥ずかしい感じ。
番組の意図するところとはまるで別のベクトルで一喜一憂しているボク。再現映像でお約束の恥ずかしい芝居を強要されている俳優さんたちにまで何だか罪の意識。
災害は様々な不幸を呼ぶのだ。
ではでは。
エスパー魔美
電車の中で「エスパー魔美」の文庫を読み直している。
F先生の作品の中ではかなり完璧な形で常に手に入る作品の一つだ。(もしかしたら、今はこれのみかも?)
いつもの児童漫画と言うスタンスではなく、対象年齢を若干上げてある分、高畑君や魔美のパパの言動が、非常に頷かせてくれる。
ボクが大好きなのは高畑君の
「理くつじゃないんだよ、人をしんじるってことは」
と言う、凡百の頭でっかち秀才キャラとは一線を画する、血の通った秀才ブリ。
高畑君の様にMay wayで居ながら、しっかりとした自分の考え方を持っているキャラクターが大好きだ。
それに博覧強記なだけでなく、それを応用したり機転が効いたりするあたりも、素晴らしく頭のいいキャラクターとして非常に評価できる。
また、パパの芸術に対する言も相当唸らされる。
批判されて怒り心頭になるパパが、ケロっとして
「(あいてに)批評の権利があれば、ぼくにだって怒る権利がある!!」
と言ったり、
対する評論家剣鋭介(どうでも良いけど、素晴らしく評論家っぽい名前だ)にしても
「芸術は結果だけが問題なのだ。たとえ、のんだくれて鼻唄まじりにかいた絵でも傑作は傑作」
と、これまた真理中の真理を簡潔に言い切る。しかもその言い切る台詞自体が、ちゃんと剣鋭介と言うキャラクターを表現するタメであり、パパの主張もパパのキャラクターを成立させる事に立脚している点が何よりも素晴らしいのだ。
ここらあたりが自分の言いたいことをただ単に登場人物の口を借りて言っているに過ぎない、エセ作家とは違うのだ。
とまあ、堅いこと言いたくなるほど完成度の高い作品なのだが、F氏の本当にやりたいことがコレだと言うことは、ちょっとした読者ならお見通しである。
↑異色過ぎるでしょ。幾ら何でも。
(*このブラックオチが読めるのは文庫版第2巻)
ではでは。
【追記】
「エスパー魔美」はF先生の代表作であり、ずば抜けて完成度の高い作品ですね。後期に発表された作品でもありますし、SF短編や異色短編を山ほど描いたあたりで取り組んだ作品なので、一連の「児童漫画」路線とは一線を画する雰囲気が楽しめるのも魅力でしょう。何と言っても高畑さんという最強キャラを生み出しただけでもポイントが高すぎます。
しっかし、改めてここで引用しているオチはイヤ過ぎますなあ。なんでこんなの描くかなあw
国会図書館再び
土日祝日休みに加えて平日でも結構臨時に休みがあるという、お役所中のお役所体制。国民の利用を断固拒む姿勢が素敵な図書館、国会図書館。
巨大台風の際には水浸しになる可能性大にも関わらず、日々膨張し続けているその図書館へ本日再び行こうと思います。
前回のように「轟け! いちばん」や「ハムサラダくん」を読んでいる余裕はない。
ドラえもん一色に染まる予定。
なおかつ、あまりにもご飯が美味しくなかったので、なるたけ早く退散しようとも思っている。
しかし、請求書一枚で同種雑誌2冊、その請求書が午前中だけ3枚。午後から2枚。コピーサービスは一日三回。となると必然的に目的を絞り込むことを余儀なくされる。
まあ、逆に言えば、無尽蔵に有る書籍や雑誌をふるいにかけられる訳で、ある意味フレンドリーなのかもしれない。
さあ、いよいよ「ターザンパンツ」の全貌が明らかに!!
↑人食い土人です。いわゆる。(どうでも良いけど「土人」って一発で変換されるんですけど……)
あああ、楽しみ!
ではでは。
【追記】
国会図書館にはコレ以来行っていないんですが、本当に特殊で凄い施設ですよ。アレコレ文句つけてますけど、よく考えたらこうでもしないと人が殺到してしまいますし、資料を保管しているわけですから、利便性を高める必要はないわけですよね。ただ、すべてデジタルデータにするという計画もあるようなので、そうなればかなり使い勝手は良くなりそうですね。大全集が発売されたとは言え、やはり「言葉狩り」の影響は逃れられなかったので、オリジナルを読めるのはやはりこちら頼みということになりますからね。
ランキング
既にアップされているのでご承知だと思うが、相方のすばるさんがCGIを使ってランキングのフォームを作ってくれたので、「変ドラ~ランキング~」をUPしてみた。(現在はありません。後述のスネ吉バナーも紛失してしまい残念です。非常に面白かったのですが…)
二人で大笑いしながら例のスネ吉ライド・バナーを作っていたのだが、最初何気なく「スポットライト処理にでもしてみるか」と提案したのだが、直ぐに二人とも「いや、だったらスネ吉だろう」と意見が一致した。
夜中に二人してスネ吉をああだこうだといじくりながらバナーを作っている姿はさぞ異様な光景だったと思われるが、トキワ荘の満賀&才野に較べたら、まだまだ甘いね。
壁紙にするコマなのだが、適当に決めつつも、割と考え悩んでいたりする。だが、ランキングの壁紙は2秒で決まった。殆どの人が異論のないコマだと思うのだが、よく見てみると「いいあたま」と言うグラフなんだよねアレ。もう大爆笑。
そして、アップしてみて、お風呂に入ってからもう一度観てみると、いきなり投票があったりして、相当吃驚した。
現在の投票で管理人自身ちょっと驚いているのが、「スネ吉」人気がやけにある、と言うこと。
これほどまでにスネ吉が愛されているというのは、F氏も喜んでいらっしゃるでしょう。何しろ分身に近いですからね。(もっとも「子供の頃、ぼくはスネ吉でした」と言うコメントが残っていたら、歴史がちょっと変わった可能性が……ないね。うん)
で、「旨ドラ」や「分かいドライバー」がトップを争っている形なんですが、何気なく「白ドラ」にもちょっとポイントがあって、嬉しい限りです。個人的にかなり秘蔵のお気に入りコマ大集合なので。
これからも宜しくお願いします。
ではでは。
【追記】
オリジナルのページでは、当時あれこれ色々と企画していたのを覚えています。こちらはコンテンツの人気投票みたいなものを作っていたと思います。確か「分かいドライバー」をアップしたあたりで「裏ニュース」というまとめサイトにリンクしてもらってからアクセス数が異様にのびたんですね。雑記でもどこかで書いているかもしれませんが。それにしても、あのバナーは大笑いしたので、無くなってしまったのは惜しい。
透明ドラキュラ
「エスパー魔美」を文庫で読み直していると前に書いたが、描かれた話が殆ど外れなしの傑作揃いなのに、相変わらず舌を巻く。
しかし、魔美にもあるはあるは、強烈なギャグが。
まあ、ドラえもんの現状と同様に、この作品もF先生の遺した名作であり、夢と希望のお子さま漫画のような風潮があるようですが、何のことはないF先生結構タガの外れた事やってくれてます。
その中でも4巻の「魔美が主演女優!?」が素晴らしかったので、今回急きょ簡単ですが取り上げてみました。
本編も本屋さんとかで簡単に入手できるはずなので、お手元にない人は是非購入してみてください。
モーレツに笑わせてくれますから。
そして、F先生の場合のこういった笑いの条件として、当然のように筋とは無関係!
取りあえず、見てみてください。
満賀 on THE AIR
先ほどテレビをつけたら、いきなりサングラスをかけた満賀が鶴瓶と香取慎吾に挟まれて(異様に密着して)テレビに出ていた。
話の内容は開き直ったように、F先生中心に進められ、たっぷりとコンビ時代から別れまでの想い出話をたっぷりと聴くことが出来た。
「まんが道」でも登場した新聞社でのエピソードが、フィルター無しの生々しい言葉で語られる様は実に興味深かった。満賀がカレー代を借りて結局返してないと思われる「竹葉」さんの本名まで飛び出す始末。(あの「二人だけの同窓会」はあの後活動があったのか?)
同時に、上京時のエピソードも爆笑で。
満賀は「全然まんが家になるつもりなんてなかった」そうだ。
調子よくトントン拍子に進んで。「ウヒウヒ」状態だった満賀に、イキナリ才野が
「そろそろ上京しようや!」
とカマしてくれたらしい。要するに引っ込みがつかない状況(上京)だったのか?
「まんが道」ではいつの間にか上京決定しているが、そうかあ……そんな事があったのか。そりゃ描けんわなあ。
F氏は流石にかなり忠実に才野だったようだ。言葉の端々からそれがうかがえる。
会社もハッキリと「3日でやめた」そうだし。
それにしても、ホントに印税が折半だったとは!!
「ドラえもんのお金も半分だから、かなり藤本君は損をしていたはずです」
ときたもんだ。
いやああ、漢だなあ、才野。
そして、お別れの話になるわけだが、こんなボクでも何だかうっすらと涙が出てくるような内容でした。
ではでは。
【追記】
この番組なんだったかなあと調べましたら、『藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記』さんが記事に書いていらっしゃってすぐわかりました。
・2000年7月10日、笑福亭鶴瓶さんと香取慎吾さんがホストをつとめる『平成日本のよふけ』(フジテレビ)に藤子不二雄A先生がゲスト出演。
とのことでした。つまりこれを書いていたのは2000年7月ってことになるわけですね。ヒイイ。
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
呪われた国会図書館
国会図書館に行けない。
ただでさえ土日を休む素晴らしい公共施設だが、前回こちらに書いた第二回紀行は諸々の理由で行けなくなっていた。
で、今回こそはと計画を綿密に練り上げていたら、いきなり今日(水曜日)は臨時休館日だった。
神よ。おお、神よ。
それほど私に「クルパーデンパ」や「ターザン・パンツ」を読ませたくないのですか?
ある方にも大見得切って
「あ、ボク行きますッスよ! 任せてください。バンバン行って来ますッスから!」
などと豪語したのは、はや3週間も前だろうか……
国会図書館。やはり国民に対してあまりにも敷居が高い。
・・・・・・・・・
今、猛烈に「モジャ公」が読みたいが、手元にない。以前持っていた中公愛蔵版は友達に貸したままそれっきりなのだ。
文庫だと一話載っていないし……以前働いていた渋谷のコミック・ステーションには異様に在庫が残っていたのが懐かしい(まだストッカーに残っていたりして)。
その頃組んでいた藤子人の友達の押入に、当時二人で特集を組んだ「異色短編」平積みフェア用のポップが残っていたそうだ。
異色ゴマばかりをコラージュした、この変ドラの原型のようなポップだったが、あれを作っているときは仕事を忘れて(実際休憩時間に作っていたぐらいだ)楽しんでいたのが思い出される。
とにかくあの頃はくうだらないポップを作るのが楽しかった。この間遊びに行ったら「沈黙の艦隊」文庫版の平積みポップがまだ残っていたので、嬉しかった。
是非渋谷に行くことがあったら、東急文化会館6階の三省堂コミック・ステーションの沈黙の艦隊平積みコーナーを探してみてください。ベネット大統領を使ったポップがあるはずです。それを作ったのはわたしなんです。
国会図書館へ行けなかった恨みを晴らすために渋谷のまんだらけにでも行ってみるか。(でもあそこ高そうだなあ……)
ではでは。
【追記】
『モジャ公』も現在では普通に大全集で読めますもんねえ。ところで、ときおり文中に登場するわたしが昔勤務していた「渋谷三省堂コミックステーション」というお店は、当時珍しい「コミック専門」の店舗でした。現在は入店していたビルの渋谷文化会館そのものが建て替えられてヒカリエになっています。一緒に働いていた方が藤子不二雄大好き人で大変気が合い、先述のようにポップを作って藤子不二雄のコミックを売りまくっていました。
ボヨヨンロック
もう約10年ほど前になるのだろうか。
筋肉少女帯と言うバンドのオーケンとウッチーが、ラジオのコーナーで唄を作ろうと言う事になって(経緯の詳細は知らないけど)、出来た唄が「ボヨヨンロック」。
これがかなり素晴らしくて、強烈にボクの笑いツボを突いてくる歌詞と、ヤケにかっこいいロケンロールな音楽で、ボクのハートをガッチリと掴んでくれた。
シングルCDも企画発売され、ユニット名がその名もズバリ「まんが道」。
(二曲目は「ボヨヨンフォーク」。こちらも猛烈に笑える)
今でも聞き返す度に笑えるのだが、当時あまりにもコレが受けたので、当の筋肉少女帯のライブでも、ゲストとして登場。
その時「まんが道」の二人組の名前が判明(と言っても、やってるのはオーケンとウッチーなんだけど)、その名も「才野・アスカ・茂」と「満賀・チャゲ・道雄」。
なんというか、才野&満賀コンビの各々のポジショニングを、チャゲ&飛鳥コンビに絶妙になぞった感覚が、絶品の面白さだった。
で、どうして今回こんなことを書いているかというと、相方のすばるさんからの提案で、「一日だけふたりのHPのTOPをばかでかく「才野・アスカ・茂」と「満賀・チャゲ・道雄」のファン・サイト風に変えてみようとなったからだ。
結局二人して「まんが道」中公愛蔵版を読みふけってしまい、使おうと思うコマを見つけた時点で力つきてしまったのだが。(トホホ……)
完璧に企画倒れに終わってしまった訳で、くやしいからここに書いてみた。
ちなみにボクが使おうと選んだコマはコレ
↑懸賞の魔力(要するに金)にとり憑かれた、才野の(珍しい)ダメ顔。この前後にもハチャメチャに二人とも金の亡者と化していて、満賀なんて終始鼻息ムフー状態だった。
・・・・・・・・・
藤子不二雄に関係ない話で恐縮だが、筋肉少女帯の話を。
彼らの歌はどれもレベルの高い歌ばかりだが(笑い的にも詩的にも曲的にも)、こと笑いと言う部分で言うと、一曲(?)だけ飛び抜けて笑える楽曲がある。
ベストアルバムに収録された「パンクでポン」と言うのがソレ。
タイトルだけでゲラゲラくるが、内容ときたら底抜けにバカで、要するに結局歌じゃなくて、オーケン演じる「ケンジくん」が友達(ウッチー)を家に呼んで、パンクバンドぶってライブ録音をカセットテープに向かってしていると言う設定で、そのカセットに収録された音声をそのまま、収録している訳だ。
そのズレズレにズレたパンクスピリッツと、小学生のような問答が抜群に笑える。
教祖的存在(のつもり)のオーケンが、闇雲に絶叫して、シンパ(のつもり)のやる気全然ない友達に懸命にあれこれ問いかけるんだけど、「付き合っている女子はいるのか?」とか、もう全然パンクじゃない内容。
挙げ句にケンジくんのお母さんが部屋に勝手に入ってきて、いちいち邪魔したりし始める辺りから、破滅的に面白くなるのだが、その時の名台詞
「いま録音してんのっ…!」「いま録音してんのっっ!」(押し殺し気味に)
は爆笑必至。
まあ、ホントこんなに期待させるような書き方をしてしまって何だけど、実際しょうもない事このうえないんですが、機会があったら探して聴いてみてください。
ではでは。
「パンクでポン」はこちらに収録。
「ボヨヨンフォーク」もいいんですよねえw
藤子不二雄A「まんが道」より引用しました。
マガチャゲ
前々回の雑記に書いた、「満賀・チャゲ道雄&才野・アスカ・茂」サイト計画(結局頓挫したが)。
ボクの方の「才野・アスカ・茂」用画像はその時UPしていたが、一方の「満賀・チャゲ・道雄」のファンサイトのTOPページ(だけ)は出来ていたそうなので、今回お披露目してみる。
・・・・・・・・・
どうでもいいんですけど、上の「あらかじめ雑記」バックナンバーアイコンはデカサ的に様々不評なのですが、実際正方形の中に斜線の図形があると、全体的にページが歪んで見えるんですが、これって同じバナナを並べると下の方が大きく見える錯覚みたいなもんでしょうか?
まあ、どうでもいいんですが。
ではでは。
【追記】
この「マガチャゲ!!」のアイコンをはじめとして、たびたび登場するすばるさんというのはわたしの妻の当時使っていたハンドルネームです。「デザインセンス」的なものが壊滅的に欠落しているわたしのために、アレコレ作ってくれて助かっています。当時の「変ドラ」のトップページのデザインや、ロゴなんかも作ってくれていました。
映画
わたしは映画が大好きなのですが、好きになったのは小学4年生なので、それまでは完璧にコロコロコミックのしもべでした。
それなので、最初に見に行った映画も「のび太の恐竜」。
もう公開当時かなりのフィーバー状態。
それはまあいいのだが、映画なんて観たこともなかったので、コロコロコミックで指南してあった「映画はこう観よう」みたいな特集を真に受けてしまった。
これがいけない。
●リュックにコロコロコミックを全冊持っていく。
(↑何故だ?)
●一番前に座ろう。
(↑おかげで高校生の終わり頃まで一番前で観る習慣がついてしまった)
などなどだ。
特に「一番前に座る」とやつ、これはよろしくない。
勿論一番前は迫力があって凄いし、「のび太の恐竜」の頃はモノラルでも平気な時代だから関係ないのだが、サラウンドシステムが当たり前になっても、一番前に座っていたものだから、サウンド・デザインの恩恵をすっかりムダにしてしまった……
ただ、すり込みとは恐ろしい物で、今でも何気なく一番前が空いていたりすると
「勿体ないなああ…」
などと思ってしまう。
一番前って、混んでいるときに「席は前の方のみとなりまあす!」とか言われたりするぐらいの席なのに……
ちくしょおコロコロめえ……
・・・・・・・・・
どうでもいいんだけど、
ここ最近自分の脳の衰えをひしひしと感じている。
さっきもフルーチェを作ろうと思って米櫃から計量カップを取り出そうと思ったのだが(家には計量カップがそれしかない)、何を思ったのか米をすり切りいっぱいすくって、それだけならまだしも、フルーチェを注いだお皿に後少しでその米を流し込みそうになった。
もう冗談じゃないって感じだ。フルーチェの「お米味」。ドラえもんなら「なにこれ?」と食いそうな感じだが、実際御免被りたい。
しかも自分に呆れながらも、160ミリリットル牛乳を注いでそそぎ、次はいざ40ミリリットルだという時にも(フルーチェは200ミリリットルの牛乳を混ぜます。コレ常識)、いきなり「何ミリリットルだっけ?」となってしまった。
相当まずいと思う。多分「わすれろ草」を香がされた時ってこんな感じだろうと実感。
まあ、どうでもいいんですが。
ではでは。
【追記】
コロコロコミックに載っていた例の「映画を観る時の心得」的な記事は、コロコロコミックをいっぱいに詰めたリュックを背負っている子供の絵まで覚えていますよ。コロコロコミックはさすがにもっていきませんでしたが、映画は長らく最前列で観ていました。最前列っておそらく一番「人気のない」席なんですよねw とはいえ、地元の映画館はどこも最前列からスクリーンまで距離があり、スクリーンの前にはステージなどが設けられているような構造でしたので、それほど観にくいということもなく、迫力満点で楽しめていました。前に席がないと気兼ねもなくて楽ちんですしね。
書店巡り
常に勢いを重要な原動力としている。
刹那的と言っても良いが、「思い立ったが吉日」をモットーとしているので、欲しくなったら辛抱できない。(子供の頃から成長していないとも言えるが)
(そういえば、子供の頃「モットー」って絶対に日本語だと思っていたので、どういう漢字なのだろうと思っていた。「最」とかがつくんだと勝手に思っていたんだけど、あれが外来語だと知ったときの衝撃と来たら……「ドンマイ」も日本語だと思っていたなあ。武者小路実篤とかの小説のタイトルだったりしそうで。「丼米」とか書いて、意味は丼一杯のお米の様に、夢だと思えば良いんだよ。だからどんなことがあっても「どんまい」精神でがんばろう! と言う風な勝手な挿話まで想像していた)
閑話休題
以前にもここに書いたが、「モジャ公」が読みたくて読みたくて堪らない昨今。もう愛蔵版なんて云ってられない状態なので、文庫でも良いからと主な書店を渡り歩いた。
ところが……
ないんですよ。コレが。
一応小学館のオンライン・ショッピングでは「在庫少」ながらあるわけで(絶版でないだけまし……と言っても、あそこは平気で絶版状態のオバQを注文書に何年も載せていたところだしな……)、探し回ったが見つからなかった。
もうこうなったら「チンプイ」でも良い! と言う考えてみれば失礼な決心をして、これまた探してみたが、どこもかしこも置いてない。
と言うよりも藤子不二雄作品が軒並み少ない。あるのはSF短編集とドラのセレクションとパーマン数冊(エスパー魔美はかなりあるので、今のうちに買っておく事をお薦め)しかない。
書店の人に尋ねると、ストッカーを探してくれたがやっぱりなかった。(どうでもいいけど、ストッカーにあった「21エモン」は棚になかったのだが、補充せずにそのままストッカーのままでした。売る気ねえのかよ。と言うより「21エモン」だから?)
再三云っているように、元書店員としてはこの現状は歯がゆすぎる。
コミック文庫の担当だったこともあり、文庫化された藤子作品は在庫が有り余って店長にしかられるほどため込んでいたモンだが……
むうう……モジャ公読みたいなあ。
読みた過ぎて、更新もままならない。
(というのは言い訳ですが)
・・・・・・・・・
どうでもいいんだけど、
「ボヨヨンロック」を思い出したので、何気なくサイト検索をしてみたりした。
するとどうだろう、限定CDと言うこともあり、かなりのプレミア物になってしまっていたようだ。
今更ながらに手元に欲しくなってしまった(カセットしかない)。
まあ、どうでもいいんですが。
ではでは。
【追記】
ほんと当時は藤子不二雄作品は書店に置いていなかったですね。もっとも、通常の新刊書店では過去の商品を棚においておくのは難しいので、現在でも普通の書店では藤子不二雄作品を買うのは難しいかもしれません。とはいえ、現在はAmazonをはじめとしたネットショップがありますからねえ。よほどのことがない限り入手できないということはなくなったわけで。元書店員としては書店めぐりをしてほしいと思う反面、目的の商品があるならやっぱりネットショップのほうが便利だよなあとも思うわけです。
最終回
ネットでドラえもんの最終回の話がよく出てくる。
ファンの創作による、なんだか有名なのもこの間読んだ。あれはあれで良かった。(なんかこの文章「百年後のフロク」の「小学四年生2月号、何べんも読んだ。ふろくも遊んだ」みたいだ。何故かは知らないが、この台詞印象深いんだよな。のび太の表情のせいかな)
ドラえもんの最終回は都合3回あって、当然「さようならドラえもんは」は超が付くほどの傑作だと思う。
あれを中学生の時に読み返して、ギャンギャン涙が出てきたときはびっくりした。
↑あんだけ仲良く一緒に居たドラえもんが居なくなるんですから、そりゃ取り乱しますよ。
↑うんうん。これぐらいにはなる。しかし凄い取り乱しようだなのび太。
ボクが個人的にかなり好きなのはこのコマ
↑素晴らしい絵ですよ。泣ける泣ける。二人だけで別れがたい夜を過ごすんですが、これだけ情緒溢れる月夜の風景が描けるってのは……
F先生は最終回が曖昧な作品もあるけど、描かれた最終回はどれも「別れ」が重要なモチーフになっているので大好きです。
最終回は漫画と読者の別れでもあるわけですから。
「さようならドラえもん」と並んで、ギャンギャン泣いてしまうのが「新オバケのQ太郎」の最終回「9時カエル」。
あれも最終回の中では白眉ですよ。ラストページの余韻の深さはただ事じゃない。
ところで、こういう事書いて何が悔しいって、是非読んで欲しくても絶版だってこと。
なんとかしてくれよおお。
ではでは。
【追記】
雑記とかであの名作をとりあげているのも不思議なもんですね。まあ、ただただ感動的なエピソードなので、変ドラ的な要素はまるでないですからね。そして、新オバケのQ太郎の最終回は本当に感動的なので、未読の方はただただオススメします。『新オバケのQ太郎』自体F先生のギャグ漫画家としての真髄を味わえる名作ですしね。
モジャ公
今日は明日発売の「秘密探偵JA」の文庫を探し求めて、またまた書店を歩き回ったのですが、最近は書籍でもちゃんと発売協定を守っているらしく、フライング販売は無しでした。トホホ……
しかし、最後に行った店で、遂に「モジャ公」全2巻を発見!
久しぶりに読み直したんですが、今読むと強烈にブラックな話ばっかりで、存分に(?)楽しめてしまいました。
一巻はやっぱり第一話の、殆ど唐突に「家出」をしちゃうくだりとか、最初の星メルル星での強烈な一言
「死刑」(うお!)
などなど。どれもこれも楽しめる。
しかし。やっぱり文庫で言うと2巻ですよ。2巻。収録してある話がどれもこれも真っ黒。
風刺効きすぎてるとかのレベルじゃないですなあ。
SFマインドとしても「天国よいとこ」なんてのもレベル高いし、やっぱり「自殺集団」がキてた。
もうタイトルからして推して知るべしというか。
恐竜に食われちゃう血みどろ描写とか、自殺の腹切り描写とか、登場人物が「これはギャグ漫画じゃなかったか?」と言っちゃう程の強烈描写にシビれる。
いやあ、相当最高でした。
早速今度の国会図書館紀行で、未収録の話を読まなければ。
次は「ウメ星デンカ」も買っておこう。
ではでは。
【追記】
やっと「モジャ公」をゲットできたようですねw 確かこの時の文庫版も家に残っています。現在は当然全話収録されている大全集版があるので、そちらを読みますけどね。
【あとがき】
というわけで、けっこう膨大な数のあった「あらかじめ雑記」の第一弾をアップしました。
数えてみたら120本ちょっと書いていましたので、30本ずつぐらいに分割しようと思います。すでにかなりアレコレ脱線していますが、後半になればなるほどどんどん脱線していきまして、完全にドラえもん関係なくなっちゃうんですけどね。
というわけで第一弾でした。
ではでは。